温泉大好きを自認する私ですが、別府は未経験だった為、2008年は別府初体験で締めくくろう、、と考え、別府温泉を訪れました。
今回のメインターゲットは、別府八湯の中でも、地獄巡りや地獄蒸しで名高い鉄輪温泉。
便利さを重視して、鉄輪バスターミナルからすぐの 「いで湯の宿 丸神屋」に宿泊しました。
別府に着いてまず驚いたこと、、
街中のいたるところに白い湯気がモウモウ。
お湯が豊かなことに加えて、源泉の温度が摂氏90度台と非常に高いことのせいでしょう。
さすが「地獄」!! と、非常に印象的でした。
2泊3日でしたが、地獄めぐりに加えて、温泉を満喫。
まず宿泊した 丸神屋の内湯 & 露天風呂は、共に期待以上の素晴らしさでした。
お湯は、PH8を超えており、アルカリ泉好きの私としてはたまりません。
次に、宿からいで湯坂を下ってすぐにある外湯 「渋の湯」。
観光客は、100円をコインロッカーに入れて入浴するのですが、草津温泉や野沢温泉の外湯同様、私好みです。
温泉地の素朴な外湯は、やはり良いですね。
温浴施設にも2箇所ほど訪れました。
温泉地を旅行する際には、外湯があれば通常外湯中心なのですが、今回は趣向を変えて。
まずは、別府八湯の一つ 明礬温泉にある 泥湯で有名な 別府温泉保養ランド。
「紺屋地獄」という伝統ある地獄に直接入浴できるという施設です。
有名な屋外鉱泥大浴場(露天泥湯)は、お湯(お泥?)、雰囲気ともGOODでした。
泥湯は屋内にもあるのですが、こちらは屋外より更に濃厚な感触。
水よりも強い浮力を感じました。
泥湯以外のメインの温泉は「コロイド湯」というのですが、こちらもGOOD。
お湯は、PH2台の酸性泉です。
尚、併設の食堂で大分名物の団子汁を食しましたが、山梨名物のほうとうを思い出す味噌味で、美味でした。
次に、鉄輪温泉の温浴施設 ひょうたん温泉。
普通の温泉ですが、内湯、露天風呂とも悪くないです。
中でも、瀧湯はお湯の温度、身体に落ちてくる強さともいい感じ。
尚、お湯は、宿と同じ鉄輪温泉ながら、酸性泉でした。
次は、鉄輪むし湯。
市営の施設です。
鉄輪温泉は、源泉が非常に高温である為か、温泉を利用した蒸し湯をよく見かけます。
(ちなみに、暖房に温泉を利用しているところも、宿泊していた部屋を含めよく目にしました。 地熱エネルギー利用の一種、いわゆるエコですね。)
ひょうたん温泉にも蒸し湯はあり、こちらはミストサウナ的な感じ(いまいち好みではない)でしたが、鉄輪蒸し湯は、薬草を敷き詰めた高温サウナのような感じ、いい感じに熱かったです。
蒸し風呂は、レンタル浴衣を着用の上、寝転がって入浴するのですが、標準入浴時間は8分。
入浴法は入浴前に中にいるおばちゃんが説明して下さり、入浴後8分経つと、おばちゃんが声をかけてくれます。
私は、8分+2分程度延長して入浴しましたが、汗がダクダク。
気持ち良いものでした。
尚、蒸し湯の後は、普通の温泉にもゆっくり浸かれます。
お湯は、酸性泉でした。
あと、別府八湯の一つ、別府温泉の竹瓦温泉にも入浴しました。
昨年の記事(温泉地の共同浴場番付)の番付では、西の小結にランクされています。
(尚、上述の 鉄輪むし湯 も前頭にランクインしています。)
施設自体に非常に趣があり、良い感じでした。
お湯もPH7台の中性−弱アルカリ泉で好きな感じ。
通常は有料ですが、この日は年末年始の特別期間ということで、無料開放されていました。
驚いたこととしては、この施設のすぐ横に風俗街が広がっていたこと。
歴史的に、公衆浴場はそういう地区にあったのかなぁ、、、とふと考えたりしました。
別府は、温泉の西の横綱としてしばしば名が挙がりますが、それだけのことはやはりあります。
風呂三昧で湯あたり寸前の2泊3日をとおして、かなりの奥の深さを感じました。
また行きたい温泉です。