厚労省庁舎を5日朝まで開放するそうでうが、失業の増加は、マダマダこれからが本番という気もする中、仕事、住居を失った人がすぐに新しい仕事、住居を見つけるのは至難な気がします。
5日朝に本当に追い出せることが出来るんでしょうか?
家も金も無い(今後それらを得られる算段も付いていない)人を、実力行使で追い出すことになるのでしょうから。
こうしたケアが必要な人の数が、300人程度で収まるとも思えず、今後難しい対応が求められるような気がします。 (個別対応ではなく、マクロな対応が求められます。)
経済を上向ける為の抜本的な対応が求められますが、全世界的に未だ下降モードにある現状を考えると、目に見えた効果を実現するには時間がかかるでしょう。
過疎の農村等に補助金を出して仕事・住居を準備し、職を失った人がとりあえず自給自足できる体制(&出来れば日本の食糧自給率を上げるのに貢献できる体制)を整備するなど、即効性/持続性を両立できる対応を整えることも必要な気がします。
(中日新聞から抜粋)
「年越し派遣村」に300人超 厚労省庁舎を宿泊用に開放
2009年1月3日 朝刊派遣契約打ち切りなどで仕事や住居を失った労働者らのための“年越し派遣村”(東京・日比谷公園)に想定を超える300人以上が集まり、厚生労働省は2日、公園に近い庁舎内の講堂を宿泊用に開放した。公園のテントで寝泊まりしていたほとんどの人が同日夜、布団などを抱えて講堂に移動した。開放は5日午前9時まで。派遣村の実行委員会によると、大みそかの開設時に130人ほどだった要支援者は日ごとに増え、2日に300人を超過。ほとんどの人は宿泊場所がなく、実行委が厚労省に対応を要請していた。派遣村の湯浅誠村長が「講堂の開放は皆さんの声が国に届いたからだと思います」と集会で報告すると、集まった人たちから拍手が起こった。これまで、夜は公園内で4、5人用のテント約50張りを提供していたが、体調を崩して救急車で運ばれる人もおり、医療経験のあるボランティアが足りないという。ボランティアが相談を実施。5日朝まで続けられる。