2010年08月30日

"How are you?" に強国アメリカの強さをみる

アメリカで馴染みの挨拶 "How are you?"。

何気なく、毎日、毎日繰り返されるこの挨拶に、アメリカ人の強さを見る気がする。


日本の中学校の教科書での決まり文句は、

"How are you?"

"Fine, thank you. And you?"


アメリカに来て、この教科書どおりの受け答えを聞いたことは無いが、

"How are you?"

と聞かれたら、皆極めてポジティブな返事。

"Good"

"Nice"

"Fantastic"

"Perfect"


私自身は、7年位前、とあるアメリカ人(女性)から、

"Fabulous!!" 

と答えるのがナウい、と教えてもらったことから、たまにバラエティをつけてそうした表現も使ってみたりもする。



日本語で、こうした 疑問形&答え のような挨拶ってどのようなものがあるだろうか?

ぱっと思いつくのは、大阪の商人たちの挨拶、

「もうかりまっか?」

「ぼちぼちでんなぁ」

最早大阪においてもそれ程ポピュラーではないかもしれないが、この挨拶 "How are you?" と同じノリかもしれない。


そう思うと、

"How are you?"

"Good!"

は、

「もうかりまっか?」

「もうかってまんがな。」


"Fantastic" などにいたっては、

「もうかりすぎて笑いが止まりまへんがな、がはは。」

と聞こえてくる。


大阪人と同じノリで、

"How are you?" (もうかりまっか?)

"So so."  (ぼちぼちでんなぁ)

などと答えると、何て控えめな人なんだろう、、と思われることだろう。


日本人の中では、奥ゆかしさが少なそうな大阪人だが、アメリカ人と比べると、まだまだかなり奥ゆかしいことが見て取れる。

アメリカ人、恐るべし。

大阪人を「えげつない」と思っている大多数の日本人には、このアメリカ人と真正面から張り合うパワーは無いかもしれない。

世界中に影響力を及ぼすアメリカ人の強さの秘密、何気ない日常の挨拶からも垣間見える。

posted by AK at 05:12 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | アメリカ生活 | リンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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