2007年07月08日

SPY MUSEUM

以前友人より薦められていた Spy Museumに行ってきました。 

「スパイ」という響きに、スパイ映画関係のものが展示されてあるところなのかなぁ、、的に軽く考えていたのですが、予想以上にいたって真面目な代物。

非常に学ぶものの多い博物館でした。


同博物館での説明を聞き、展示を見ると、スパイが国家(アメリカ合衆国)にとって如何に重要な役割を果たしているのか実感できます。

映像の中には、「アメリカ大統領の意思決定は、スパイからの情報があってこそ」というようなコメントもありました。

この博物館に来て、真剣にスパイの道を志す子供たちもいるのではないかと思われるくらいです。 

現に、米国、及び世界でスパイが活躍する機関のリストや、それぞれの予算(本当かうそか分かりませんが、、)も展示されていました。

ワシントンDCにこの博物館がある理由も何となくわかります。


Washington DCの博物館にしては珍しく有料($16)なので、それ程混んでないのでは、、と思いきや、甘かったです。

ただ、入口で並んでいるところにもいろいろな説明が展示してあり、それ程苦痛は感じませんでした。

興味を持った展示としては、例えば、9/11のテロ以降、CIAに届く願書の数が急増したことなど。

日本では、まず考えられないと思います。

アナロジーとして考えたのが、地下鉄サリン事件。

このようなテロ事件も、オウム真理教を内偵するスパイが活躍していれば防げたかもしれませんが、あの事件の後、この国を守るにはスパイが必要だと考え、その道を志した人は果たしてどれだけいたのでしょう? (私自身は、そのような発想は一切ありませんでした。)


博物館の中の展示の仕方も、なかなか面白かったです。

フロントに立って活動を行う、所謂スパイは、潜入→情報ゲット→情報持出し を行い、バックエンドの人たちは 暗号解読、情報の把握・解釈、及びスパイの補助を行うようなのですが、それぞれに就いて、映像を交えた説明と、実際に使った道具が展示されていました。

また、スパイのきれい面だけでは無く、スパイが捕まったらどうなるのかについての紹介も、、、 拷問を避けるため、上手く自殺する道具(フレームを噛んだら猛毒が滲み出る仕掛けのメガネ等)なんかも展示されてありました。

また、「最高のスパイテクニックは ばれないものであるから、ここに展示はされていない」 というような但し書きもあり、奥の深さを感じさせます。


第2次世界大戦に関する展示もありました。

今、「失敗の本質」という本を読んでいるのですが、その内容も踏まえて考えると、同戦争中の彼我の情報に対する感度は天と地の差があります。

暗号解読に内偵活動、偵察機による敵情視察など、情報に対するどん欲さは、日本に完全に欠けていた(る)ものなんでだと思います。


日本関連では、戦国時代の忍者の展示がありました。

少なくとも、その頃の戦国武将は、情報に対するどん欲さを持ち合わせていたはずです。

明治維新時代はどうだったのでしょう?? 

少なくとも、大東亜戦争/太平洋戦争の前から 現在にかけては、諜報活動を活かした国家戦略の構築がなされているようには見えませんが、その理由(国民性なのか、それとも他に要因があるのか)を考察する価値はありそうです。


国家レベルにおいて 正しい情報を把握することの重要さを再確認すると共に、もっと身近なレベル(例えば、仕事における事業戦略立案/実行)でも情報をより大切に扱わなければいけないな、、と反省する2時間でした。
posted by AK at 13:03 | 東京 | Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り | リンク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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